TECH-M JOURNAL

ジャーナル

VOL.3
column.02 / TECH-M STRETC

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“ストレッチ”についてあらためて考えてみました。(後編)
テックエム ストレッチ コラム前編はこちら

 そういう総合的な視野からサスペンションについて考えた経験をもつと、 ショックアブソーバーとスプリングだけでサスペンションうんぬんを語るのは、 やっぱりもったいないことだと思うわけですね。 なかでもアームの両端にマウントされているブッシュ、 このゴムこそがじつはサスペンションを語るうえで、 ひいては足廻りをセッティングしていくうえで、 じつは一番重要なポイントをなしていた、と今では気づいています。

 路面からの細かい振動を抑えて、入力をマイルドにしてくれるブッシュは、 純正車高もしくは組み立てラインでぶら下げられた状態で組み付けされるのが一般的です。 ですが、それら組み付けた“位置”“高さ”次第でブッシュ本来の効果が薄まり、 当初計算していた通りのブッシュレートを発揮していないことが、ままあるんですね。

ゆえに車高調キットへの換装などで車高に変化が生じた場合は、 1Gノーマル状態での締め直しが必須。 国産GT系の老舗チューニングファクトリーなどはごく当たり前のように施工している事柄ですが、 当社の“ストレッチ”がこれほど反響を呼んでいるということは、 昨今はこの一手間を惜しむところが多くなってきたことの証明かも知れません。

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 この“テックエム・ストレッチ”ですが、じつは締め付ける位置や方法ひとつでセッティングに大きな変化をもたらすことも可能。 いま現在のBMWをはじめとする自動車は本当に細部までよく考えて作り込まれています。 たくさんのアームで剛性を高め、たくさんのブッシュで高速走行を安定サポートする。 そんな最新の足廻りにテックエム流のストレッチプログラムが効くんですよ。

 たとえば、伸び側の減衰力が足りない一台に伸び側の反力を強める調律を施すことで、 路面からのアンジュレーションをいままでとは違う位相で吸収させることができます。 ストレッチの施し方ひとつで段差をほぼ感じないレベルにまで足廻りを煮詰めることすら可能なんですよ。 要はてんでばらばらの方向を向いたたくさんのブッシュを揃える、それこそが肝心カナメ!!

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 コーナリング時における内輪側の伸びを押さえ込むことで追従性を高めることでロール量を大幅に減らす。 内側の伸びを抑えることが出来れば、純正スタビライザーでも十分に外輪側の縮みを抑えることが出来ますよね。 この“ストレッチ”は車高調キットであろうが純正サスペンションであろうが効果を発揮します。 強化スタビライザーへの換装を検討する前に、ぜひ“ストレッチ”を受けてください。

 足廻りとは、人間でいうところのキャラクター、性格面を現しています。 性格が悪いヒトとは長く付き合えませんよね。だからこそ、お客様の愛車を実際にドライブさせていただき、 またお客様の乗り方も体感し、どんなキャラクターに仕上げていくか、じっくり膝を交えて相談させてもらいたい。 提案、施工、試運転、仕上げ。一台一台すべてお客様のご要望に見合うよう丁寧に“ストレッチ”させていただきます。

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