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TECH-M Motor Journals No.12

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直列型エンジンが放つ音に
魅入られた筋金入りのストレイテナー。

 

念願の愛娘が誕生したことを契機に、愛して止まないM4を手放すことを決意された青木さん。
ドナドナされる日が迫ったことを知るや、ついつい我慢できなくなり、気づけば名阪―東名阪―伊勢湾岸を乗り継いで青木さんと逢いに、いざ。
テックエム・ジャーナル番外編!!

 

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 “焔の”。一風変わったハンドルネームを発見したのは、テックエムを本格始動させたばかりの頃に覗いたみんカラでのこと。 なんと読むのか分からず、思わず問い掛けてしまったことをきっかけに、青木さんご夫婦とのお付き合いが始まりました。 聞けば、US110型シルビアを手始めにR30型スカイライン、R32型タイプM、R33型GT-R、C34型ステージアなどを乗り継いだ、 根っからの直列型エンジンフリークス。 BMWもすでにE92型335i、E90型325i、F10型535i、そしてF82型M4と、華麗な遍歴を重ねていらっしゃいます。

「V型ユニットや水平対向型エンジンが搭載されたクルマを所有したこともあるのですが、 どうにもあの特有のドコドコとした呼吸音に馴染めなくて(苦笑)。 アクセルを開けたときのフィーリングだとか、特徴的な甲高いサウンドだとか、やっぱり直列型ユニットの方が心に響くんですよね。

 

 だけど、スカイラインの推移をみても分かる通り、排出ガス規制のあおりを受けて日本車の直列型エンジン搭載モデルはほぼ絶滅状態。 そこで、長らくの憧れでもあったBMWに鞍替えすることを決意しました。 基本的に、私はクルマを目的地までを快適かつ安全に過ごせれば良い、とは考えていません。 人馬一体感覚と言いますか、自分の手で操り、流れる風景を楽しみ、気持ち良く走るための、いわば相棒なんですね。

以前、短期間ながらR35型GT-Rに乗ったことがあるのですが、BMWの乗り味を知った今では、 素人考えではありますがアレは単に速いだけのクルマ。グリップのみで曲がるイメージが強く、 それだけコーナーリング時の横Gがキツくてなんだかジェットコースターに乗っているような錯覚すら。 もちろん、自分で操っている感覚は生まれませんでした。
その点、M4はボディをネジって意図的にロールさせて走らせると横Gはほとんど感じず、自分が常にクルマの中央に乗っているような感覚が味わえる。 もちろん、水元さんのレクチャーとアドバイス、それにテックエムがあってのことですけど(笑)」

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 青木さんが大切にされているのは、“走る・曲がる・止まる”という自動車における三大原則がきちんと担保されているバランス良さ。 BMWはいまなお直列型エンジンの開発を続けている数少ない自動車メーカーであり、シルキースムーズな乗り心地、上質な走りぶりには大満足されているはず。 実際、当店にてストレッチ施工後に足廻りをビルシュタインPSS10キットへ変更されたM4は見違えたようだった、と青木さん。

 

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 「水元さんがいきなり訪ねてきてくれた日のことは、いまでも鮮明に覚えてますよ。 私の大好きな漫画のひとつである“鋼の錬金術師”に出てくると或る大佐の二つ名から採ったハンドルネームに興味を示してくれて、 幾度かネット上で会話を重ねるうちに、突然ね(笑)。 ああ、なんてフットワークの軽い店主さんなんだろう、なんて気さくな若者なのだろう、って。 今後はこちらが返礼を、とばかり、奥さんを連れてテックエムに遠征。

 

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 すると、もうBMWに関するあらゆる知識と見解、目指すべき方向性を矢継ぎ早かつ的確にアドバイスしてくれた。 なにより輸入車ショップにありがちな小難しいハナシはなく、私のような素人にも分かりやすい言葉を用いて、丁寧に説明してくださりました。 その瞬間、夫婦揃ってテックエムの熱狂的なファンになりました。今や仲間内で“秘密基地”と言えば、テックエムを指すスラングになっているほどです(笑)」

 

 そんな、筋金入りのストレイテナーである青木さんがM4をお売りになる――。 齢を重ねて動体視力の衰えを自覚されたこと、仕事がお忙しくあまり愛機に構ってあげられないこと、 なにより待望の愛娘♡怜依奈ちゃんが生まれたことが一番の理由であることは言うまでもない。 そして家族と幸せに過ごすための一台として選んだのは、直列型エンジンが搭載されるであろう次期BMW・X6。
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筋金入りのストレイテナーに幸多かれ。

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