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TECH-M 番頭 岡本(32歳 今日もまじめに)です。こんにちは!

 

 

E61 5シリーズツーリング オイル漏れ修理です。

エナジーコンプリート車両!

最近よく見かけますね~

 

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駐車場にオイルの跡があるとのことで点検。

 

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アンバーカバーもオイルで汚れています。

 

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わかりますでしょうか??

サイクロンセパレータ本体からオイル漏れしていて
それがオイルパンまで回っています。

外してみました。

 

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セパレーター本体のあわせ面より漏れているのがわかるでしょうか?

 

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外す際プラスチックのパイプ類も硬化してしまっていて

見事にバキバキになってしまいました汗

同時に交換します!!

なのでわかりやすい図を見つけました。

 

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ここにある4本のパイプ&ホースも交換しました^^

サイクロンセパレーターとは

ブローバイガスをインテークマニホールドに戻す際

ブローバイガス中のオイル分を遠心力を利用して分離させるものです。

よく遠心分離機と間違う方がいらっしゃいますが、
遠心分離機は比重や密度の異なる物質が混ざった物を分離する装置の事で、
英語で「セパレーター」と呼びます。

粉体分離器も遠心分離機の一種ですが少し用途が異なります。

なので「サイクロン・セパレーター」といいます。

ここでピンときた方もおられるかもしれませんが、

掃除機で有名な「ダイソン」のサイクロン掃除機も
この粉体分離の原理を利用しています。

 

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気体の混じった液体、気体を漏斗状または円筒のサイクロンの円周方向から気体、液体の流速により渦を描く様に流し込む。この際、気体、液体の排出方向はサ イクロンの円の中心から上方向に排出する。固体は、遠心分離され、壁面に衝突しその後重力により落下、下に溜まる仕組みである。気体、液体は円の中心から 排出されるため、固体成分の多くが除去されたものとなる。 この仕組みを掃除機に使った有名なものにダイソンのルートサイクロンテクノロジーがあるが、ロスが大きいため、紙パック式掃除機と比べると吸入仕事率がお よそ1/3しかない。
Wikipediaより。

あれ?ダイソンってそんなに大したことないの??

ウチにはないのでわかりませんが・・・

脱線?したので作業に戻ります。

 

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インテークマニホールドの中に抱え込まれるようにあるので交換作業は

まるで知恵の輪です・・・

外すときは割ってしまう

あ、割れてしまうので楽なんですが・・・笑

 

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組み上げ後洗浄し、試運転。

仕上げにエンジンルームを黒光りさせて完成です!!

よくこのブローバイホースもスラッジにより詰まってしまう事も多いので

交換後アクセルのレスポンスがよくなったりもします!

ありがとうございました。