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 みなさんこんばんは✨

 

しゃっちょです!

 

 

みなさんお元気ですか??(^_^)

 

また夏日が戻ってきて、暑いι(´Д`υ)アツィー!!

 

いやぁ暑い!!

 

でも、暑いって、嫌なような、嬉しいような😃

 

 

 

TECH-Mに来られるお客さんみなさん、暑いねっていってくれる時、笑顔なんですよね(^_^)

 

寒いって笑顔ではなかなか言いませんからね(^^)

 

 

 

 

 

そんな定休日な今日も、僕はニコニコでこのブログを書いています♫

 

 

ここ数年で一番のテンション上がるチューニングが完成しました‼️‼️

 

 

 

 

 

タイトルにもあるように、

 

TECH-M M2GTS N55エンジンに、

 

 

 

M4などに搭載されているS55エンジンの、高圧ツインポンプをインストールし、

 

 

完璧に制御することに成功しました‼️‼️

 

 

👏👏パチパチパチパチ👏👏

 

 

 

 

 

 

これは、世界中で誰もできていないことだと思います。

 

 

 

できたと言ってるアメリカ人は見つけましたが、結局出来てませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

遡ること半年。。。。

 

 

 

4月のユーロカップで、純正の高圧ポンプで限界のマッピングを出して参戦。

 

予選でも2位を1秒以上突き放し、ダントツのポールポジション。

ポテンシャルがあったにもかかわらず、レースにて失火が出てしまい2位に終わったレース。

 

 

 

本当に悔しかったです。

 

 

 

 

 

M2にお乗りの方はご存知の方が多いと思いますが、

 

M2のN55エンジンは、高圧ポンプの容量が少なく、純正タービンでも、ある程度パワーを上げていくと、燃料が足りず失火してしまいます。

 

 

タービン変えた‼️って言ってもノーマルとなんら変えることはできません。

 

 

500馬力出た!

 

とか言ってる人いるけど、絶対嘘です。シャシダイが甘いだけで、実際ロードを走ると失火のオンパレードです。

 

 

残念ながら、燃料が根本的に足りません。

 

どんな制御をしても無駄です。速くなりません」。

 

 

このことについては、僕はM2をかなり早い段階から、横浜の神のもとでDMEチューニングをし、そのたびに燃料の足りなささに悩まされてきました。

 

 

 

最初は、その失火現象が、なぜ起こるのか、まったくわかりませんでした。

 

 

もっと吸入空気温度を下げる必要があるのではないか??と、考え、インタークーラーをノーマルからワーグナーに変更しました。

 

そしてまた神の元へ持ち込みチューン。

 

 
 
しかし、その結果はまだダメでした。
 
 
そして、色んな国のパーツを徘徊していると、非常に効率の良さそうな、ダイナンのインタークーラーを発見。
 
 
 
 
これは2層構造になっており、非常に効率よく冷却が出来ると思ったので即購入‼️
 
 
 
また横浜へ持ち込みチューン。
 
 
 
 
 
 
しかし、症状は悪化。
 
 
 
 
 
吸入空気温度はどんどん下がっているのに、なぜか失火が出ます。
 
 
 
 
今度は点火に目をつけて、プラグを交換。N55やS55は7番手のプラグなので、8番手のプラグを探す旅に。
 
今では当たり前だけど、N20の4発のエンジン用のプラグが8番手で使えるのではないか??とテストをしたのを覚えています。
 
 
 
 
 
次にイグニッションコイル。
 
イグニッションコイルテスターなるものを手に入れ、コイルを1つ1つテスト。
 
 
 
 
純正でも性能はバラバラで性能のいいものだけを選んで組み合わせると、より安定した点火ぎ出来るということで、20本ほどコイルを用意してテストし、一番能力が高い6本を選択して装置したりしました。
 
 
これが実はすごく良くて、レスポンスやピックアップはかなり良くなりました!
 
 
 
 
 
そして、イグニッションコイルへの熱影響が非常に重要なファクターになる事を知りました。
 
しかし改善せず。
 
 
 
 
 
ここで、初めて燃料か??と疑問をもって、燃圧を測定しながら走行テストを開始。
 
 
 
 
この頃は、誰もM2の燃料が足りないことに気づいていませんでした。
 
 
 
 
 
燃圧をモニタリングしていると、フルブーストかけていく領域で、燃圧のリクエストに対して、実燃圧がドロップしていることに気づき、もしかして燃料なんじゃないの?!と疑いをもつ。
 
 
 
そうなると、インタークーラーをより効率よく冷やせることができれば、より多くの燃料が必要という事になるため、症状が悪化するのは納得がいく。
 
 
 
 
 
M4などのS55は、高圧ポンプがツインポンプになっているのに対し、
 
 
 
 
M2のN55はシングルポンプ。
 
 
 
 
 
テクニカルデータを調べると、やはり約2倍近くの
 
燃料が送れるようになっていました。
 
 
 
 
 
 
ツインポンプは簡単には装着できないため、なんとか失火が出にくい車にしようと努力しました。
 
 
神はDMEで、より燃料噴射時間を多くして、点火前のシリンダー内の燃料の量を増やしてみたりしましたが、やはりダメ。
 
 
 
僕の方では、低圧の方のポンプの能力を最大限に活用するため、大容量の低圧ポンプへ交換。
 
 
 
 
 
そこまでしても結局燃料は足りず、どう頑張っても440馬力以上は出ないし、ロードでの高負荷であれば420馬力以上は失火が出てしまい、性能が発揮できない。
 
 
 
 
 
タービン交換んなんて、まったくの無駄。
 
だから、あえて、純正タービンをハイフロー加工して、より良いレスポンスと、より早いブーストをかけることに専念しました。
 
 
 
 
そして、また神の元へ持ち込みセッティング。
 

 
 
 
リクエストに対してドロップ(下降)していくハイプレッシャーの燃圧を、なんとか許容範囲内に収まるようにとマックスギリギリで500rpmづつマッピングを変更し、究極のコンピュータチューンに完成させて、望んだのが4月のユーロカップ。
 
 
 
 
 
とても良かったのですが、燃料が高温になって燃焼効率が悪くなってきたところで失火症状が出てしまい撃沈。
 
 
 
 
 
やはり根本的に高圧ポンプ側を解決しないと、この先はないなと感じ、大きな決断をします。
 
 
 
 
 
 
 
 
それが、S55のツインポンプシステムを導入する
 
 
 
という事でした。
 
 
 
 
 
 
その頃には、それが出来ないかどうかなどの話が海外ではチラホラ見られましたが、結局のところ、誰も成功していませんでした。
 
 
 
 
 
 
でも、やはりやってみないと気が済まない性格の僕は、S55のツインポンプシステムを全て取り寄せ、加工してN55になんとか装着しました‼️‼️
 
 
 
 
 
まずは、交換して取り付けただけで試運転。
 
 
 
すると、今まで5500回転あたりで失火が出ていたのですが、なんと、3500回転あたりで失火が出てしまいました。
 
 
 
 
 
なぜ?!
 
 
 
 
 
最低でもシングルの方はちゃんと機能しているはずなので、症状は変わらないはず。
 
そこからは勉強勉強です。
 
 
 
 
 
N55のシングルポンプと、S55のツインポンプはそれぞれ別のポンプで、N55のシングルポンプの約90%の容量のポンプが、S55に2つ付いているということがわかりました。
 
ですが、それでもまだもう少し高い回転域で失火が出るはず。
 
 
 
 
 
その回答は、高圧ポンプの内部構造にありました。
 
 
絶妙なタイミングでDME側がポンプの内部弁を制御していて、2個目のポンプは制御されていないため、燃圧が抜け抜けになっており、せっかく1個目のポンプで燃圧を作ったとしても、2個目のポンプで逃がされているという事がわかりました。
 
 
やはり、この高圧ポンプ、一筋縄では行かなそうです。
 
 
 
 
そこからは本当に地獄のような、制御を解析する日々でした。
 
 
 
 
本来は純正DMEで制御したかったのですが、いろんなことをしましたが不可能でした。
 
 
 
DME自体をM4に変更して、M2で駆動させてみたりしましたが、ダメで、ほんともぅどうしようもない事になっていました。
 
 
 
 
 
身体はM2、頭はM4みたいなこともやってみましたが、どうしてもツインポンプが駆動しません。
 
 
 
 
 
 
ここでひらめいたのが、2つ目のポンプを、DMEを自作して制御させよう‼️
 
 
って(笑)
 
 
こんなこと普通は不可能。
 
 
 
 
 
でも、TECH-Mには平家ちゃんがいる!
 
 
 
武器はオシロスコープはんだゴテ!!
 
 
 
 
 
どういった制御で高圧ポンプが駆動されているのか、そして、どの条件で2個目を駆動させているのか。
 
 
 
 
エンジンやガソリンの熱においても作用が変化するし、本当に大変でした。
 
 
 
来る日も来る日もエンジンにオシロスコープをつないで波形とにらめっこ。。
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてついに、1個目のポンプの駆動出力をうまく変換して2個目のポンプを駆動させることに、成功しました‼️
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本当にいろんなことがあったのですが、もぅ今は完璧にどの温度域でも、どの負荷域でも、作動しています✨
 
 
 
すごい!!!
 
 
 
本当に苦労が報われるような気持のいい加速フィーリング( ゚Д゚)
 
 
すでに後藤さんに引けを取らないような加速(笑)
 
 

これで初めて、スタートラインなんですよ‼️

 
 
 
 
これをして初めて、パワーアップする事が可能です。
 
 
 
TECH-Mは、世界で初めてツインポンプを完璧に駆動させました。
 
 
素晴らしい事です✨
 
 
 
平家ちゃんおつかれさん!!
 
 
 
 
 
早速、パワーアップの準備です✨
 
 
600馬力を許容するビッグタービンに変更し、

 
 
 
 
 
 
高ブーストでも安定して点火ができるイグニッションコイルシステムへ変更。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イグニッションコイルの点火性能は、熱による影響が半端なく大きいのです。
 
現在主流になっているダイレクトイグニッションシステムは軽量コンパクトにするためにペンシル型になっていることも、熱に関しては悪影響を及ぼしています。
 
テスターでチェックすると、
 
 
 
 
エンジンが熱くなるにつれ、コイル性能がどんどん低下していきました。
 
なので、コイルに熱影響を与えない強化システムに変更しました。
 
 
 
 
 
これで、MAX600馬力出せる車を作り、それを500馬力辺りで制御しようと思います。
 
 
 
 
 
なぜ500馬力付近で制御するかというと、N55エンジンはオープンデッキになっています。
 
 
 
S55と比較すると
 
 
 
 
上がS55
 
 
下がN55
 
 
 
 
圧倒的にシリンダー剛性に差があります。モアパワーを求めすぎると、エンジンに大きなダメージを与えかねませんから、TECH-M的にそこは絶対的に守らないと行けない領域です。
 
車は壊すことは許されませんから・・・
 
 
 
 
 
ビッグタービンも、立ち上がりは純正と同じところから立ち上がる特性が残っているので、
 
 
 
 
今までのM2GTSから、きちんと100馬力乗っけた最高に楽しい仕様になります✨
 
 
 
目標は
 
 
 
 
セントラル 1分21秒台
 
岡国 1分37秒台
 
鈴鹿 1分16秒台
 
FSW 1分47秒台
 
 
 
 
これを目指して頑張りたいと思います✨
 
 
 
 
 
世界最速のN55 M2‼️
 
TECH-M M2GTS!!!
 
 
 
 
 
 
 
楽しくなりそうだぜ
 
 
 
このツインポンプシステム+サブDMEはキット化しますので、もわぱわーが欲しい方、
 
 
 
 
 
 
 
どしどしお問い合わせください(*´ω`*)
 
 
 
 
長いブログお読みいただきありがとうございました(*’▽’)